2010年12月29日

GoogleのApp Inventorを使ってみました。

気がついたら、12月15日にApp inventorが一般公開されていました。

少し触ってみたので自分メモ用にブログを書いておきます。


■準備編
・googleのアカウントが必要
googleのサービスなので自前でアカウントを用意する必要があります。

■環境編

・JRE6が必要

・ブラウザのバージョン
「App Inventor」はWebアプリなので、ブラウザ上で動きます。
動作すると歌われているブラウザは以下の通りです。

Mozilla Firefoxの3.6以上
AppleのSafari 5.0以降
Google Chromeの4.0以上
Microsoft Internet Explorer 7の以上

・App Inventorのインストールが必要
Webアプリとはいっても、エミュレータやロジック部分の加工用にインストーラをダウンロードして、インストールする必要があります。
※インストールしても何も起きないのですが、それが正しい挙動なので心配しないでください。

インストーラは、以下にありました。
http://dl.google.com/dl/appinventor/installers/windows/appinventor_setup_installer_v_1_1.exe

■製造編

・複数画面が非対応?
どうやら、ヘルプを見る限り
「you can't create multi-screen apps with App Inventor」
と書いてあり、複数画面は非対応と書かれています。
http://appinventor.googlelabs.com/learn/userfaq.html

⇒「Screen Arrangement」を使えば複数画面であるかのようにモックを作ることは可能

HTMLで言うところのdivタグやtableタグのような感じと言った方がわかりやすいかもしれませんが、これを使って、HTMLのタグを表示/非表示するように「Screen Arrangement」を表示/非表示すれば複数画面のようなアプリを作ることはできそうです。

・日本語が化ける
ボタン名を入力する際はブラウザ上なので問題ないのですが、コンパイルしたクラスファイルをエミュレータで表示すると日本語が文字化けしてました。

・画像が表示できない?
これは、環境の問題かもしれませんが、何故か画像が表示しなかったです。。。
以下のような警告が出ていたのが問題なのかな??


emulator: WARNING: system partition size adjusted to match image file (84 MB > 66 MB)

 ・拡張子”.jnlp”の実行が必要?
  これも私の環境の問題かもしれませんが、
  「Blocks Editor is open」のボタンを押した際に
  拡張子が”.jnlp”のファイルのダウンロードされるので
  ファイルを保存してから実行をする必要がありました。


・ヒープサイズの設定が必要かも
拡張子が”.jnlp”のファイル内にヒープサイズの設定が
あるのですが、
max-heap-size="1024m"

max-heap-size="512m"
に変えて直接実行してあげなきゃ動かないかもしれません。

・エミュレータが重い!
ある程度のスペックがないと厳しいです。

■現時点での感想
現時点での感触から言うと、
・モックを作成するにはあり
・アプリを作るには無し
という感じです。

理由としては、
・日本語が文字化けると
⇒これがダメージ大です。

・App InventorをEclipseなどで編集できない
作成した内容をJavaファイルでエクスポートするという
ことができないため、ビジネスで使用するには無しです。
※Javaファイルを生成するツールとか出てきてほしいです。

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